“・商品としてのライトノベルの魅力と欠点は? 「ライトノベル」の定義という難しい話もありますが(ライトノベルの中に、ホラーもファンタジーもミステリもある以上、これはジャンルの名前ではありませんものね)、私個人としては、ライトノベルというのは、売り方の方法論だと思います。
文章だけで取っつき難いイメージのある(あくまでイメージ)小説に、イラストをつけて手に取りやすく、興味を引きやすくする、というパッケージの方法論ですね。この点こそが、ライトノベルを商品として見た時の面白さだと思います。 一般文芸って、私に言わせれば、売れるための努力をサボっていたと思うのです。
小難しそうな装丁をしていて、一見さんお断りな雰囲気を醸し出す。活字離れだと嘆きながら、読みたい人だけ読めば?、こちとら文学でござい、みたいなお高くとまった雰囲気で、新規層を取り込もうとしたりしない。 その間にライトノベルは、魅力的なパッケージを身に纏い、積極的にアピールしてた訳です。私たちは面白いですよ、とりあえず手に取ってみて下さいよ、と。
純粋にエンターテインメントであり、それを恥じる事なく積極的に喧伝する、この貪欲さがライトノベルの商品としての魅力だと思うのです。”
— 「このライトノベルがすごい!」フェアがすごい!~第一回・書泉ブックタワー編~ (via akisuteno)